[SAA資格勉強]S3を学んでみた①

はじめに

FundastA Inc.の鈴木です。

現在、AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト試験合格に向け AWS について勉強中です。

今回は S3 について勉強したことを備忘録として、記述していきます。

S3とは

SimpleStorageService の略で、 AWS が提供するオブジェクトストレージです。

特徴

  • 高い耐久性
  • 安価なストレージ(月額 1GB / 2.5 円)
  • スケーラブルで安定した性能
  • 転送中や保存時にデータを暗号化可能
  • データサイズは上限 5TB まで

ストレージサービス

AWS には AWS が提供しているストレージサービスがあります。

ブロックストレージ

  • EC2 にアタッチして活用するディスクサービス
  • ブロック形式でデータを保存
  • 高速・広帯域幅
  • 該当サービス: EBS 、インスタンスストア
  • バージョニング不可
  • ライフサイクル管理できない

オブジェクトストレージ

  • 安価かつ高い耐久性をもつオンラインストレージ
  • オブジェクト形式でデータを保存
  • バージョニング可能(復元可能機能)
  • 該当サービス: S3 Glacier

ファイルストレージ

  • 複数の EC2 インスタンスから同時にアタッチ可能 な共有ストレージサービス
  • ファイル形式でデータを保存
  • 該当サービス: EFS
  • バージョニング不可
  • ライフサイクル管理できない(低頻度アクセスデータを低コストなストレージに移すことは可能)
ここは S3 はオブジェクトストレージなんだなと思っていただければ良いです。

S3 オブジェクト構成

Key

オブジェクトの名前であり、バケット内のオブジェクトは一意に識別する。

Value

データそのものであり、バイト値で構成される

バージョンID

バージョン管理に用いる ID

メタデータ

オブジェクトに付随する属性の情報

サブリソース

バケット構成情報を保存および管理するためのサポートを提供
例:アクセス制御リスト( ACL )

 

ストレージクラス

ストレージクラスは練習問題を解いていてもストレージクラスを選ぶ問題もあったので、それぞれの特徴を覚えておいた方がよさそうです。

STANDARD

  • 一般的に使用され、耐久性が非常に高い
  • 一番標準的な値段
  • 頻繁にアクセスするデータに一般的に使用される。

 STANDARD-IA

  • データ読み出し容量に応じて課金
  • STANDARD に比べて安価
  • ユースケース
    • ミリ秒単位のアクセスが必要な、長期保管用のアクセス頻度の低いデータ
    • 読み込みが速い方が良い場合

OneZone-IA

  • バックアップのコピーや一時的なデータ保存
  • STANDARDーIA よりも可用性が落ちる
  • ユースケース
    • アクセス頻度は低いが、必要に応じて過ぎに取り出すデータ向け

RRS

  • Glacier から取り出したデータ配置等
  • 非推奨となっている。

AmazonGlacier

  • 最安のアーカイブ用ストレージ
  • データ抽出にコストと時間を要する
  • S3 よりも性能が劣る
  • ユースケース
    • 中長期的に使用しないデータ保存
    • 1分から12時間の取り出しオプションを使用した長期バックアップとアーカイブ

S3 暗号化

S3 には暗号化の種類がいくつかあります。

どこに違いがあるのか特徴を記載します。

SSE-S3

  • S3 の標準暗号化方式で簡易に利用可能
  • 暗号化キーの作成・管理を S3 側で自動で実施
  • AES-256 を使用して暗号化

SSE-KMS

  • AWS KMS に設定した暗号化キーを利用した暗号化を実施
  • クライアント独自の暗号キーを利用可能

SSE-C

  • ユーザーが指定したキーによるサーバー側の暗号化 ( SSE-C ) を使用することが可能
  • 利用設定や管理が煩雑になるのがデメリット

・クライアントサイド暗号化

  • アプリケーション内に保存したマスターキーを使用
  • クライアント側で暗号化を実施
  • 暗号化実施後に S3 に保存する。

S3 アクセス管理

IAM ポリシー

  • IAM ユーザーに対してアクセス権限を設定
  • ユーザー権限を管理

バケットポリシー

  • バケットへのアクセス権を JSON で設定
  • 他アカウントへの許可も可能
  • バケット単位の高度なアクセス管理向け

ACL

  • バケットと個々のオブジェクトへのアクセス権限を XML で設定する
  • 他アカウントへの許可も可能
  • 簡易的にアクセス管理向け

署名付き URL

  • 一時的に見せたい場合にアクセス許可を出す
※インターネットからパブリックアクセスの設定が可能

おわりに

今回は S3 についてまとめました。

本当であれば、「レプリケーション」や「データ解析」、「 S3 の外部接続」も記載したかったですが、量が多くなってしまうため、別の記事で書きたいと思います。

S3 はファイルを作ってデータを入れているだけの簡単なイメージでした。しかし、ストレージクラスや暗号化の方法など覚えることが多いです。問題を解きながら知識の定着をしていければと思います。

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