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はじめに
FundastA Inc.の鈴木です。
現在、 AWS ソリューションアーキテクトアソシエイト試験合格に向け AWS について勉強中です。
今回は EC2 について勉強したことを備忘録として、記述していきます。
EC2 とは
数分で利用可能となる従量課金で利用可能な 仮想サーバーです!
特徴
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起動・ノード追加、削除、マシンスペック変更が数分で可能
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汎用的な Intel アーキテクチャを採用
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管理者権限で利用可能
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Windows や Linux などのほとんどの OS をサポート
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OS までは提供されているタイプを選択することで自動設定さ れ、OS より上のレイヤーを自由に利用可能
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独自の Amazon Machine Image に OS 設定を作成し、保存して 再利用が可能
インスタンスファミリー
インスタンスを作成する際に「 t2.micro 」などのインスタンスタイプを選ぶ際の「 t2 」の部分
様々なタイプがあり、どのような基準で選べばよいのかわからないと思います。開発の規模がでかくなれば、他のインスタンスタイプを選ぶこともありますので、細かく見ていきます。
汎用
特徴 | バランスが取れたインスタンスタイプ |
ユースケース | 全般的に利用可能 |
該当インスタンスファミリー | T2 、T3 、M5 など |
コンピューティング最適化
特徴 | CPU 負荷が特に高いワークロードに最適 |
ユースケース | バッチ処理、ゲームサーバーなど |
該当インスタンスファミリー | C6g 、C5 、C4 など |
メモリ最適化
特徴 | メモリ容量を大きく必要とするワークロードに最適 |
ユースケース | キャッシュサーバー、ビッグデータ分析、高性能/高負荷なデータベースなど |
該当インスタンスファミリー | R5 、R4 、X1 など |
ストレージ最適化
特徴 | 高い IO 性能が必要なワークロードに最適 |
ユースケース | NoSQL データベース、インメモリデータベース、ビッグデータ分析 |
該当インスタンスファミリー | i3 、D2 、D3 、H1 など |
高速コンピューティング
特徴 | ハードウェアアクセラレーターを使用して、浮動小数点計算、グラフィックス処理、データパターン照合などの機能を、CPU で実行中のソフトウェアよりも効率的に実行 |
ユースケース | 機械学習、ブロックチェーンなどに使用される |
該当インスタンスファミリー | P3 、P4 、G3 、F1 など |
ストレージ
EC2 で利用できるのは「インスタンスストア」と「 EBS 」の2タイプのストレージ
EC2 インスタンスは他の AZ の EBS にはアクセスできない
複数のインスタンスで共有はできない(プロビジョンド IOPS では可能 )
インスタンスストア | EC2 の一時的なデータ保持 利用無料 |
EBS | EC2 を終了しても EBS データは保持可能 EBS 料金がかかる有料 |
ボリュームタイプの選択
EC2 を順番に設定していくと、ボリュームタイプの設定があります。そのボリュームタイプに種類があるので、見てみましょう。
SSD | 汎用 SSD | 一般的なアプリを使用する際に使用 |
プロビジョンド IOPS | NoSQL やアプリなど 最も高い I/O 性能を実現 |
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HDD | スループット最適化 | 値段が安い プロビジョンド IOPS より性能が落ちる |
コールド HDD | アクセス頻度少ない バックアップなど |
AMI の活用
EC2 インスタンスの内容を AMI としてバックアップ可能なサービス
ただし、更新は手作業で更新しなければいけない。
AMI の中身
- OS 設定情報やサーバー構成情報
- ルートボリュームに構成された EBS やインスタンスストアのデータ
※スナップショットと AMI の違い
この2つは似たような機能になっていて、問題で問われた際にどっちかわからないことが多かったので、記載します。
- スナップショット:ストレージの復元や複製に利用
- AMI :EC インスタンスの OS 設定などをイメージとして保持して新規インスタンス設定に転用するもの
「スナップショット」+「OS 設定」= AMI
物理対応可能なインスタンス
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ハードウェア専有インスタンス
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他の AWS アカウントに属するインスタンスから物理的に分離する。
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専用 HW の VPC で実行され る EC2 インスタンス
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DedicatedHost
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EC2 インスタンスをお客様専用にする。
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インスタンスの状況を可視化と制御が強化されるため、長期使用可能
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BareMetal
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AWS との各種サービスとの連携が可能
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物理的にアクセスするので直接ハードウェアにアクセス可能
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おまけ
EC2 の問題集を解いていく中で、試験や実務でも知っておくと良さそうなことを記述します。
EC2 リカバリー方法
※定期的にバックアップを取ることが重要なポイント!
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定期的にバックアップ(AMI /スナップショット)を取る
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定期的にリカバリプロセスを確認
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CloudWatch によりインスタンスのステータスをモニタリングする。
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インスタンス起動時に動的にIPアドレス処理の設定を行う。
EC2起動失敗例
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スナップショットが壊れている。
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EBS ボリューム制限の超過
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暗号化されたスナップショットのキーを有していない
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インスタンスストア型の AMI が必要なパートがない。
おわりに
今回は EC2 について学びました。
EC2 はハンズオンで使ってみるとインスタンスタイプやセキュリティグループの設定を自分で設定して、動かしてみるとわかりやすいかなと思いますので、ググって「やってみた」系の記事をやってみるとさらに知識の定着が図れると思います。
ご覧いただきありがとうございました。